アレルギー児の子育てブログ

卵アレルギーをもつ我が子の日記。エピペンもち。手作り小物なども。

アレルギーっ子の幼稚園探し、入園のはなし

我が子は3年保育で私立幼稚園に通っています。現在は年長さん。先生方には、多大な配慮とご負担をおかけしながらも、園では元気に過ごさせていただいています。

 

幼稚園。給食、お弁当、どっち?

幼稚園探しの際に一番優先したのが食事のアレルギー対応でした。
2年保育の公立幼稚園に入園して、お弁当持参して毎日送迎をするか?とも考えましたが、下の子が小さかったこともあり、育児で私も煮詰まっていましたし、お友達と遊ばせてあげたい気持ちもあり、3年保育で探しました。専業主婦なので、保育園探しはしませんでした。

 

うちの子と同じぐらい、もしくはもっと重篤なアレっ子ママさんでも、お勤めされている方はたくさんいらっしゃると思いますし、本当にすごいなぁと思います。

私も本心は働きたいけれど、不器用な性格なので、今ほど場所を選ばず外食できるくらいになるまでは専業主婦でいようと考えています。卵をよけたら食べられるぐらいになれば、命の危機にさらされる確率もぐんと減るはずなので、そのあたりを目標にしています。

この話はまた、別の記事で書いてみたいと思います。

 

近所にも私立幼稚園はあるのですが、評判を聞くところによるとどうにも不安が拭えなくて、他の園を探し続けました。そして、家からは少し遠いのですが、アレルギーだけじゃなく、保育の評判の高い、今の園の2歳児プレに参加したのが始まりでした。

 

幼稚園プレでの温かな対応

2歳の春に、小麦で初めてアナフィラキシーを起こした娘。

ちょうどその頃、始まったばかりのプレで小麦ねんどが配られた時、「すみません、小麦アレルギーで、先日アナフィラキシーを起こしたので…」と先生に伝えると、「少々お待ちくださいね、代わりのものを探してきます」と取りに行ってくださり、とうもろこしねんどを下さいました。

念のためということで、周りのお友達と少し距離をとらせてもらい、あっちゃんは大喜びで、とうもろこしねんどで遊ばせてもらいました。

 

 

同じ席で見守って下さったベテランの先生が「もし、帰ってから何か症状が出てしまったらお知らせください」とお声を掛けてくださいました。この園に入園するとバス通園になるので、万が一何かあった時にこちらから掛けつけるのに時間が掛かるのがネックだと考えていましたが、本当にいい園だなぁ…と心から感動しました。

幸い、何も症状が出ることはなく、安全に過ごさせていただきました。

 

その後、重い食物アレルギーがありながらの入園はできるのかどうか、その先生と少しお話させていただきました。重篤なアレルギーっ子は、何年かに一度在園していたそうで、「給食でのアレルギー対応は軽度から重度まで、調味料レベルでお受けしています」という力強いお返事をいただき、実際我が子も一度も事故なく過ごせているので、先生方や給食室の皆さまのお力で、今の娘の健康があると思っています。

 

 

ご参考。娘の通う園では…

ではまず、4月に給食会社の管理栄養士さんたち面談の場を作って下さっています。(面談希望者や、重度のアレルギー児が対象)

給食は園内で作られていて、毎月末にアレルギー食の献立をいただきます。そしてこちらで内容の確認をして、お返事をします。

娘の場合は、調理器具の共用もNGのため、我が子専用器具で調理して下さっています。何か症状が発現した時は、担任の先生がすぐに連絡をくださり、必要に応じて服薬をお願いすることもあります。もう感謝で頭が上がりません。

 

プレや園庭開放に足を運ぶ

もし、アレルギーのことで不安を持ちながら、幼稚園探しをしているママさんがこの記事を読んで下さっているとしたら、とにかく園の空気に触れることが一番だと思います。

私の場合は、ホームページを見たり近所の評判を聞きつつも、現場の先生に話した時のリアクションで、大体は選別できたように思います。あとは巡り合わせというか、ご縁ってあるなぁ~と実感しました。

 

そんなに何件も園がない、選ぶ余地がない…というお母さん

もしかしたら、園にとっても初めてのアレルギーっ子入園で、ママさんが新規開拓者になることもあるかもしれません。大変なこともあると思いますが、前例がないということは、オーダーメイドの対応をしてくれるかもしれません。

 

どうか、アレっこたちが健やかに暮らせて、アレっこママさんたちの心の負担が少しでも減るような生活になりますように。そう願ってやみません。